D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2026 第2戦 九州大会
4月19日、熊本県・HSR九州で開催されたD.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2026 第2戦 九州大会に参戦しました。
会場で応援してくださった皆さま、サポートしてくださった皆さま、ありがとうございました。
今回は、1年ぶりのHSR九州でのレースとなりました。事前に現地テストを行えないまま本番を迎える形となり、コースのスピード感や路面への感覚を完全に合わせ切れない中でのレースでしたが、その中でも今の課題と手応えの両方を確認できた一戦になりました。
大会概要
- 大会名:D.I.D 全日本モトクロス選手権シリーズ 2026 第2戦 九州大会
- 開催場所:HSR九州(熊本県)
- 開催日時:2026年4月19日(日)
- 参加クラス:IA1
- 天候:雨/曇り
結果
- 予選:12位
- ヒート1:7位
- ヒート2:9位
- 総合:9位
- ランキング:6位(第2戦終了時点)
レース形式
- 予選:練習走行兼タイムアタック
- 決勝:2ヒート制(1ヒート30分+1周)
予選
予選は、天候の影響もありマディコンディションでの走行となりました。
路面は柔らかさがある一方で、ジャンプセクションはクリアできる状態で、コンディションを見ながらマディ向けのサスペンションアジャストを行って臨みました。
ただ、想定していたほど泥が車体に付かず、走行ペースに対してマシンのバランスが噛み合い切らない感覚がありました。
その影響もあって、タイムアタックでは走りをまとめ切れず、予選は12位。決勝に向けてはグリッド選択の面でやや不利な位置からのスタートとなりました。
ヒート1:7位
ヒート1はグリッド中央付近を選択。
スタートでは、1コーナーへの進入スピードを高く保つことを意識したことで、非常に良い飛び出しができ、1コーナーでは2番手。序盤から上位争いに加わる展開に持ち込むことができました。
スタート直後のポジションアップには大きな手応えがありましたが、一方で、トップ争いに完全に食らいついていくためのペースまでは届かず、前を追いながらのレースになりました。
今回は事前テストなし、1年ぶりのHSR九州という状況だったこともあり、レースの中でコースとマシンを合わせ込んでいく難しさも感じました。
中盤以降は、腕上がりに近い症状も出始め、思うように走れない場面が続きました。
さらに、走行中にバイクを止める場面が数回あり、それが順位を落とす要因になりました。いったんは6位まで回復したものの、最終的には7位でフィニッシュ。
序盤で上位を走れたことは収穫でしたが、今回のような難しい路面でミスを抑えながら走り切る精度には課題が残りました。
特に、九州特有のマディの中でできる縦轍やギャップへの対応は、まだ自分の中で合わせ切れていない部分があり、改善点としてはっきり見えたヒートだったと思います。

ヒート2:9位
ヒート2もスタートは大きく悪くなく、ヒート1とほぼ同じような位置から出て、1コーナーでは5番手。
さらに2~3コーナーのS字セクションでは、サイティングラップの段階でイメージしていたラインと仕掛けどころがうまく機能し、3番手までポジションを上げることができました。
事前にコースをよく確認し、ラインの選択肢を増やしていたことが、ここではしっかり結果につながったと思います。
ただ、ヒート2はヒート1より路面が回復していた一方で、ライン上はドライ傾向、路面は硬くて滑りやすく、さらに轍も荒れていて、非常に難しいコンディションでした。
その中で、轍やギャップを高いスピード域で攻略する感覚が十分ではなく、序盤からトップ集団のペースに合わせて走ることができませんでした。
無理をして一時的にペースを上げる選択肢もありましたが、30分のレース全体を考えた時にミスのリスクが高いと判断し、無理をしすぎずに走ることを優先しました。
その中でもライン取りや各セクションのこなし方を工夫しながら走り続けましたが、結果は9位。
スピードレンジが上がった時の轍攻略や、そのスピードに体を合わせていく感覚には、まだ伸ばすべき部分があると感じました。今回のレースでは、その課題がより明確になったと思います。

今回見えた課題
今回のレースを通して最も大きく感じたのは、事前準備の重要性です。
1年ぶりのHSR九州にもかかわらず、現地テストの機会を確保できないまま本番に入ったことで、コースへの適応が十分ではない状態でのレースになりました。これが、レースペースや轍への対応にそのまま影響したと感じています。
会社員として活動を続ける中で、練習時間の確保に制約があるのは事実ですが、その中でも今後は、現地や類似コンディションのコースでできるだけ実戦的な走り込みを重ねることが必要だと改めて感じました。
また、マシン面でも、開幕戦からの延長ではなく、今回のような路面に対してもっと細かくアジャストする必要がありました。
サスペンションについては昨シーズン仕様をベースにしていましたが、今回のようなマディでありながらライン上は硬くスリッピーで荒れている路面では、もう一段階詰められる余地があったと思います。そこが改善できていれば、レース内容もさらに良くできたはずです。
一方で、ベースそのものに大きなズレがあるわけではないとも感じています。
エンジンに関しては開幕戦と同じセッティングでも両ヒートとも良いスタートを切れており、上位争いに絡むための土台はできているという感触もあります。
あとは、そのベースを各コース・各コンディションに対して、より確実に合わせ込んでいくことが次の課題です。

次戦に向けて
次戦のオフロードビレッジ大会に向けては、事前に現地でしっかり練習を行い、セットの方向性も含めて準備を進めていきます。
フィジカル面、テクニック面ともに、限られた時間の中でできることを一つずつ積み重ね、今回見えた課題を次につなげていきたいと思います。
悔しさの残る部分もありましたが、その分、改善すべきポイントが明確になったレースでもありました。
次戦では、今回の内容をしっかり結果で返せるように準備を整えて臨みます。
今後とも応援よろしくお願いいたします。

